氏名 | 田畑 謙二(たばた けんじ) |
部屋 | 専門棟2 1階 研究室 |
担当科目 | 応用物理I 応用物理II 卒業研究(5年) 総合工学実験実習III(3年) |
専門分野 | 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理(素粒子(理論)) 数理物理・物性物理(統計物理学) 数理物理・物性物理(数理物理) |
研究内容 | 1) リー群上の量子力学と場の理論,2) ゲーム理論 1) 通常量子力学は実数空間上の連続関数が作る ヒルベルト空間とその空間に作用する正準交換関係を満たす演算子で構成される。 一方リー群上の連続関数が作るヒルベルト空間では,その空間に作用する基本的な演算子はゲージ変換に基づく交換関係を満たしている。 この場合にはゲージ交換関係が正準交換関係に取って代わる役目を果たすことが期待される。 リー群上の量子力学の性質を調べることが 私の研究テーマの一つである。 また,この方法はゲージ場の理論を無限小の格子上の超多体系の量子力学として構成するときにも応用できると考えている。 2) 近年,囲碁チェスなどのテーブルゲームだけでなく, 株価の変動などの経済現象, ネットワークトラフィック問題などにゲーム理論や 統計物理学の理論を応用して解決しようという試みが進んでいる。 私の研究室では卒業研究のテーマの一つとして, ゲーム理論を様々な複雑系に適用し問題解決の アプローチとして利用する試みを行っている。 |